茶道男子ブログ

Since 2010.5.15 茶道サークルです。

2012年 11月 24日 のお稽古

炉の季節には、助炭(ジョタン)という道具が、その炉に被されます。
助炭の役目は、炉の中の炭の火加減の強弱をすることに、あります。
助炭のある景色はまた、冬らしい景色です。
楚々とした道具ですが、管理人は、好きです。
助炭の下には、焦げ縁が炉縁を覆っています。

助炭です。



焦げ縁です。



軸 萬里無片雲 書 河野斗南
ホトトギス 照り葉

お薄 s1 h1 n1 y2
濃茶 y1 正客 h1 詰 s1

今回も、運び点前でした。
ところで、道具を仕舞う箱や、茶人の仕覆には、その中に道具や茶のあるなしを印す、ある約束事があります。それを、今回、紹介します。

箱の中に、道具が入っていることを意味します。


これは箱の中は、空であることを表しています。


この緒の結び方は、中に茶が入っていることを暗黙の内に知らせます。


この緒の結び方は、中に茶が入っていないことを意味します。



さて、今回のお稽古内容です。




菓子は、熊本あまとや「松風」と、熊本 園田屋の「柿球肥」です。「溜塗小判皿」の菓子器は、川瀬表完です。




蓋置は、田中教克 の作品です。



茶器は、「頭切 寸切 どちらもズンギリと読みます」。杉形(スギナリ)に茶を盛ります。






主茶碗は、備前 久本浩一 作




替茶碗は、岡田華渓 作。あかね窯。先代家元の箱書きが付いています。




きれいな花模様です。立体的に焼かれています。




主菓子は、「光琳菊」。黄味餡です。