茶道男子ブログ

Since 2010.5.15 茶道サークルです。

2013年 2月 10日 のお稽古内容

お茶が、いくら先取りするからといって、立ち雛の軸は、さすがに・・・・・・、と思ったのですが、飾る機会もないので、思い切って掛けてみました。
狩野永輝の絵です。

大好きなウンチクで恐縮ですが、この絵の雛の並び方の左右を、「あれっ?」って思いませんか?

昔の日本人は、中国の影響の下、「陰陽五行説」に基づいて、いろいろなシキタリ(有職故実も)を作り上げてきました。
左・陽・男・・・・・・、右・陰・女・・・・・・。これを様々なモノ・コトに対して、当てはめていくのです。
管理人は、この「陰陽五行説」のことを信じてはいませんが、うまく出来た法則だなぁ〜と、感心しています。
なんとなく、スッキリ収まる「感」があります。

さて雛の話ですが、古くはこの絵のように、雛を左右に並べていたそうです。
これなら向かって右(本人は左)で男雛、向かって左(本人は右)で女雛。
つまり「陰陽五行説」に則っているわけです。
今も、京都地方の飾り方はこの左右だそうです。
しかし管理人の頭の中のお雛様は、逆並びです。

結婚式も、
(おそれおおくもかしこくも)紫宸殿の御帳台も、
現在は向かって左(本人にしてみれば右)が男、右(本人にしてみれば左)が女。
つまり逆さまになっていて、見慣れた雛人形の並び方と一緒です。

どこでこの転換があったのか、、、、、今度のお稽古の時にでも。。。

花:椿(一花五葉で飾りました)

薄茶 y1 s1 k1 y2
濃茶 h1 正客k1 詰s1

香合は「蛤」。
雛飾りでお馴染みで、婚礼道具(蛤は違う蛤とはピタッと一致しないため、夫婦和合の婚礼道具)の一つであった、「貝合わせ」に因んでの飾りです。
敷物は、紙釜敷です。

「蛤」の中のお香は、両端を切った椿の葉の上に乗せます。
その理由は、お稽古で聴いた先生のご説明どおりです。


花入は、「唐金」。このような形の花入を鶴首といいます。管理人のように、蕾まだ硬し、です。




お薄の菓子は、「両口屋是清」の「徒然草」と、「小布施竹風堂」の「楽雁」。





主菓子。きんとん。「此の花」



ところで、
前回のお稽古の時に、先生から『築地たむら』の料理が美味しいと教えていただいていたので、早速、行って参りました。先生のお話のとおり、関東好みの味でした。


サービスに出していただいた、デザートのお汁粉です。



『炉開き』には、お汁粉が振る舞われると、先生から教えていただきました。『築地たむら』のお汁粉のポイントをイメージできましたので、今年の11月には、作りますね。




『築地たむら』からの帰りに、物見遊山で、新しくなった東京駅を見学して参りました。

普通は、地面の上から見るので、こんな感じに見えます。『東京オリンピック誘致』の看板のある、丸い物体が、右大臣・左大臣のように東京駅を遮るので、全貌を一目に収めることが出来ず、イライラしていました。



しかし、あるポイントに行くと、こんな感じに見下ろせます。
その場所は、今度のお稽古の時に、お話しますね。




今回、画像のアップロードが出来なくなって、ブログの更新が遅れました。(汗)
東京駅の内側が、アップ出来ません。(>_<)