『梅一輪(^^) 一輪ほどの(^o^) あたたかさ(*^_^*)』と花を並べた枝の下に、ふんわりと花弁を押しているのは、椿です。
赤に白い彩がある椿だそうです。
早速、『椿図鑑』をひっくり返えして、蕾の風情から名前を調べました。
多分、鹿児島(八重咲き)か、眉間尺 ミケンジャク(八重咲き)ではないかと、推測しているところです。
大神楽 だそうです。(2013/3/3 記載)
椿は2000種以上もあるそうです。
広い庭があって、椿の風情を愛でることのできる幸運の持ち主でない限り、
「これは○○椿でございますねぇ」なんて言えません。
しかしそんな中でも、お茶の世界でイロハとなる椿があります。
そのイロハを初級とすると、下のような名前が並びます。
初級
白玉(筒咲き)・大白玉(椀咲き)・初嵐(ラッパ咲き)・侘助(猪口咲き)・藪椿(抱え咲き〜筒咲き)・乙女(千重咲き)
管理人はこのイロハの椿を見ても、
恥をかくかも・・・・・・と、「これは○○椿でございますねぇ」なんて言えません。
椿を飾った方も、「椿の名前は尋ねるなあっ!」と案外思っているかもです。
初級を卒業して中級になると、こんな名前が咲き誇ります。
中級
加茂本阿弥椿 カモホンアミツバキ(椀咲き)・西王母 セイオウボ(筒咲き)・永楽(筒咲き)・草紙洗 ソウシアライ(八重咲き)・筆抜 フデヌキ(一重咲き)・岩根絞 イワネシボリ(八重咲き)・角倉 スミクラ(千重咲き)・日光 ジッコウ(唐子咲き 別名 紅唐子 ベニカラコ)・月光 ガッコウ(唐子咲き 別名 ト伴 ボクハン )
上級は、もういいですよね。
余談ですが、華道では、花は活ける、茶道では、花は入れる、です。
余談ついでに管理人は、抱え咲きの、赤い藪椿が、好きです。
床に軸 花 香合を飾る、諸飾 (モロカザリ)をした場合、
花は亭主の入れたものなので、へりくだって、下座に飾ります。
薄茶 y1 h1 k1 y2
濃茶 s1 正客h1 詰k1
軸:狩野永輝画 雛の絵
花:椿・梅
主茶碗 虫明焼(ムシアケヤキ )。先代家元の箱書。梅の絵茶碗。
虫明焼 は、岡山瀬戸市の陶器です。
替茶碗 雲錦柄茶碗。
(満開の様子が雲のような)桜と、(錦のように華やかな)楓の柄を、雲錦模様 (ウンキンモヨウ )と言います。
棗の絵柄は、『花筏』です。京都高台寺の御霊屋の蒔絵から派生したモティーフです。
京都尾張屋の、『蕎麦板』です。
これはオススメ!メンバーみんなが、口を揃えて「美味しい!」と絶賛でした。
素朴な味で嫌味がなく、噛むたびに香ばしい風味が鼻腔から抜けます。