初釜は、夜咄の形状で行いました。
初座と、後座の二部構成で、初座で食事、後座でお茶となります。
夜咄が始まる前に、軽い飲み物を楽しみます。
それを汲み出しと、言います。
初座。
夜咄なので、蝋燭の灯り。
茶室は、この雰囲気。
ここで、懐石を頂きます。
お向こうは、『いとより鯛の笹漬』。
白味噌仕立てに、焼豆腐。
後座。
花:水仙に柳。
後座のお道具は、すべて先生のもの。
主茶碗、御本、立鶴。紫野大亀、銘『千歳』。
理平焼の松の茶碗。
茶杓は、成瀬宗巨(ナルセ ソウキョ)、銘『福寿』。
お薄の菓子。
鶴屋吉信の『午ウマの福』。
いずみや干菓子。