茶道男子ブログ

Since 2010.5.15 茶道サークルです。

2014年 3月 29日のお稽古の記録 

管理人は『歴女』、いやいや元に、『歴カマ』です。
特に、室町・戦国時代が大好です。
『名だたる戦争』や『スター武将』も嫌いではないのですが、何と言っても、あの時代の雰囲気が大好きなのです。
下の画像は、黒澤明の『蜘蛛の巣城』の場面ですが、的確にあの時代の雰囲気を捉えています。



素敵です。
凄まじく美しいです。


さて管理人の好き嫌いはこれぐらいで、あの時代、ごく近しい武将たちが密談をする場合、『地炉の間(真田家)』や『御焼火の間(豊臣家)』と呼ばれた、炉を中心に据えた部屋が使用されていたようです。
炉と言っても、茶室の炉とは比べ物にならない大きな炉です。
粥を煮たり、
汁(味噌汁は鎌倉時代末期に完成されたものですが、室町時代中盤になり一般的にはなりました。)を作ったり、
栗(焼くことの出来る芋は戦国時代にはまだ普及していないのです)や川魚を焼いたり、
その炉でしていたようです。

「まま、何もござらぬが、暖まって下され」などと(です・ます体の言語は、戦国時代にはありません)言って、
粥を啜りながら密談をしました。

利休が、数寄(茶道)の空間世界を完成させる過程には、このような武将たちが密談をした部屋は、非常に大きな影響を与えたと、断定に近い想像をしています。
管理人は、囲炉裏を囲っての飲み食いの雰囲気に、強烈な憧れを持っています。

管理人は、いつか、そんな憧れに似た茶会がやってみたいと、思っているのです。

乙女椿。

土佐水木。

日向水木。





薄茶 s1 k1 k4 n1 k5 h1
濃茶 y2 正客k4 詰 s1


香合。(管理人は、茶室で『隅田川香合』と言いましたが、間違いでした。すみません。)



お薄の菓子は、秋田仙北市の『くら吉』の『西明寺栗の生あんもろこし』と、『松本飯田屋製菓』の『松本の飴』。


主菓子は、桜餅。