花は、紫蘭です。
薄茶 y1 s1 k1 k3 s2 h1
濃茶 y2 正客h1 詰k3
蓋置は、「三つ人形」。利休七つ蓋置の一つです。
利休が自分で、「七つ蓋置」とは、言っていないと思います。
そんな、野暮な男であったとは、思えないからです。
三つの人形のうち、一つだけ羽織を纏っています。
そこが正面です。
井伊宗観(井伊直弼の茶名です)好みの、「面中次」の薄器です。
加賀塗師 田中宗凌 作。
卯の花に郭公の絵。
立花大亀の花押があります。
初風炉で使われる三島茶碗です。
半島の、廣州窯です。
薄茶の菓子。松江・三栄堂「氷室」と、鳥取・京屋菓舗「砂丘の風紋」。
菓子の栞に、下の歌が記載されていました。
「砂丘とは 浮かべるものにあらずして
ふめば鳴るかな さびしき音に」与謝野晶子