茶道男子ブログ

Since 2010.5.15 茶道サークルです。

2014年 8月 30日のお稽古の記録


今回の花は、k3さんに、入れていただきました。
『桔梗』と『秋明菊(別名貴船菊)』です。
ところで、利休が『侘び茶』を始めた頃、
床に花を飾ることは、あまり一般的ではなかったようです。
確かに床は、上段之間が変化したものなので、
名物を飾るにはふさわしいものの、主人が入れた花を飾る場と考えた場合、
文字通り場違いな感覚を帯びてきます。

それはそれとして、お茶の花には、あまり動きのない花は適していないと言われます。

つまり、お茶会を始めた頃合(時間)には、蕾であった花が、
お茶が終わる頃には、ホンノリ開きかけている、
あるいは、開いていた花が萎んでいる。

つまり、
そんな時間の経過が感じられる花が、
お茶にはふさわしいと言われます。
利休は、動きのない『菊』『竜胆りんどう』を嫌ったと言われます。




夏らしい釣瓶の水指で、非勝手のお稽古をしていただきました。
釣瓶の水指は、夏らしい道具です。管理人は、この水指が大好きです。





薄茶の菓子は、松江大和屋の『山川』。






この寸切(ずんぎり:頭切や筒切、とも書きます)茶器は、
橋口亮輔監督の、映画『ぐるりのこと』に出演したリアルな一品です。





茶碗は、伊藤満作です。





主菓子、いずみや『夏の音』。
風鈴をモティーフにしたお菓子です。





お稽古は、ついも、五時間ぐらいです。
今日も無事に、お稽古を終わらせました。
お稽古が終わった頃、『桔梗』が花を閉じました。