濃茶を、正客が自分の前に置くにしろ、半東が正客の前に置くにしろ、客の向かって左側が袱紗、右側が茶碗です。
で、次に正客が、「ご一緒に」と、これから一緒に飲む濃茶を、連れの客に見せる場合は、客の向かって左側が茶碗、右側が袱紗です。
で、詰がお茶を吸い切って、茶碗と出袱紗を畳に置くときは、こうなります。
畳の縁内であるところにも注目です。客の向かって左側が茶碗、右側が袱紗です。
飲み終わった茶碗と出袱紗は、正客が一膝移動した瞬間に、詰が正客まで、歩くか膝行にて運びます。
正客は、点際(タテギワ)の状況によって、畳の縁内にて、茶碗の内側を同席の客に見せます。
濃茶で、『茶入』『仕覆』『茶杓』を拝見に出す位置です。
向かって左側が亭主の坐っている位置です。
『茶入』『仕覆』『茶杓』は、半東か、正客が、正客の畳の縁外まで運びます。
正客は、畳の縁外へ、拝見する順番に『茶入』『仕覆』『茶杓』を並べ替えます。
詰は、全員が拝見し終わった『茶入』『仕覆』『茶杓』を。畳の縁外へこのように並べます。
『茶入』『仕覆』『茶杓』を、戻す位置。
茶杓の節、仕覆のマチ、茶入の中心が一直線上に並ぶように、置きます。
【濃茶での問答 忘備録】
次客が濃茶を一口飲んだ頃合いに正客が、
・・・・・・ただいま、大変美味しく頂戴いたしました。
「お茶名」は?(お茶がメインなので先ずお茶の名前を聞きます)
「お詰」は?
また、お菓子も時候のもの、ありがとうございます。
「ご製」は?菓子では製造元の名をまず尋ねます。茶とは逆です。「ご名」は?
「ありがとうございました。」と正客。
『総飾り』での袱紗の取り出し方。